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【ペットが飼いたいんだもん】〜 飼いたい心の葛藤の日々 〜
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2004年12月以前。

 昔飼っていた犬が亡くなってからも、ずっとペットを飼いたいと思ってた。
 でも賃貸マンションじゃ〜ペットは飼えない。
 それに実家での反対もあった。
  「ペットがいたらどこも出かけられないよ」
  「旅行にも行けないよ」
  「死んじゃったら可哀想でしょ」
 だからいっつも近所の野良猫と遊んでた。
 そしてペットショップに足繁く通い、ガラス越しに子犬や子猫を見に行っていた。
  「公園で拾っちゃったら飼うしかないよね〜」
  「運命の出会いはないのかなぁ」

 そんな日々を送っていた2004年12月。

 運命の出会いは・・・近い!

実は、猫を飼おうと思ったことがある。

 いつも散歩に行く公園の入り口に人だかりができていた。
 見るとダンボールに入った子猫が4匹。
 首に黄色、水色、ピンク、黄緑色のリボンを付けて。
 子猫が産まれてしまい飼い主さんが直接、里親さんを募集していたのだ。

 抱っこさせてもらう。

 ヤバイ。

 家に連れて帰りたくなる〜!!!

 でも賃貸マンション。内緒で飼うことも考えたが、ふん切りはつかなかった。

猫を飼うチャンス再び

 それは、あん吉くんが会社の昼休みでのことだった。

 お昼ご飯を食べて会社に戻る途中。
  「ニャ〜ニャ〜」
 と子猫の鳴き声が聞こえたんだって。

 キョロキョロしても辺りに子猫はいない。
  「ニャ〜。ニャ〜。」
 声はする。
 声を頼りに探してみると、なんと浮浪者のおじさんのテント(?)に
 子猫が2匹いるではないか!

 いつのもあん吉くんならスルーしてしまうのだが、その時の彼は違った!
 ペットを飼いたい気持ちが盛り上がっていたのだ。

  「すいません。その子猫は飼われてるんですか?」
 なんと浮浪者のおじさんに声をかけたのだ。
 おじさんは自分の子猫だと言ったらしい。
  「2匹いるから1匹もらえませんか?」
 なんと!! なおも食い下がったあん吉くん。

 だがおじさんの答えは
  「1匹になったら俺が淋しいからダメ」
 と断られたのだ。

  「けち!けち!!」
 心の中で文句を言いながら帰ってきたらしい。
 でも、浮浪者のおじさんに声をかけたその勇気を称えたいよ。えらい!


猫を飼うチャンス三度。

 実家に帰る途中、パチンコ屋さんのゴミ捨て場でその時がきた。
  「ニャ〜ニャ〜」
 猫の声が聞こえると、出会いのチャンスかとキョロキョロするクセがついた。
 探してみると、なんとパチンコ屋さんのゴミ捨て場に子猫が2匹いるではないか!!

 そっと近寄ってみる。
 逃げない。
 もっと近寄ってみる。子猫は2匹どころか、4匹位いる。
 近寄りすぎてしまったか、子猫は逃げる体勢だ。
 ここで逃げられては運命の女神の前髪を逃したも同然。
 前進はストップせねば。

 写メールをして、あん吉くんに送ると、なんとか我が家に!とのこと。
 よく見ると逃げる体勢の猫の中に、子猫を咥えている猫がいた。
  ・・母猫だ。
 母猫は私を警戒し、子猫を咥える。徐々に奥へと逃げていく。
 逃げられる前に1匹でも我が家へ!!!
 でも、できなかった。
 私がもたもたしてたせいで、子猫達は手の届かない隙間へ逃げてしまったのだ。

 でも、子猫だけがいたのなら、なんとかしてでも連れてきたかったけど、
 母猫の顔を思い出すと、親子を引き離すことはできなかった。
 全員を引き取るなら、保護できたのなら・・・ねぇ。


運命の出会いを求めていた。なのに・・・

 友達が里親でワンコを飼った。
 ペットを飼いたい私は当然うらやましかった。
 その頃、ペット可のマンションに引っ越していた我が家。
  「別に高い犬(血統書とか)じゃなくていい!ウチも里親で犬を飼おう〜!」
 と私は盛り上がっていたのだが、あん吉くんはいい返事をしない。
 たくさんの子犬や子猫が新しい家族を求めている。
 ペットショップよりも、運命の出会い感が強くないか?
 里親で探したっていいじゃん!
 里親募集のページをチェックし、まだ小さい子犬を探してはあん吉くんに見せた。

 
だが!その内、見るのを拒否するようになったのだ。
  「かわいくない」
  「運命の出会いがない」
  「見たくない」
 なんでなのか全く分からない。しいて言えば私がしつこかったのか??(笑)
 

 拾うのはいい。ペットショップならいい。
 でも里親は嫌みたいだ。
 なんでだ〜??


原因発覚。

 あん吉くんが嫌がっていた原因がやっと分かった!!
 何度か聞いたらやっと白状したのだ(笑)

 それは・・・
  「里親で運命の出会いがあったとして飼い始めたとするでしょ〜」
  「万が一、あの犬みたいに大きくなっちゃったら?!」
  「そしたら手放さなきゃならない。そしたら辛いから里親はヤダ」


 先に言ってくれ!!!


 最初っからそう言ってくれればお互いにムカッとした気分にならなくてすんだのに〜
 バカか〜!!!


 マンションでは飼っていいサイズが決まっている。
 何センチ以内とか。抱っこできる大きさとか。まぁ小型犬サイズ。
 だから大きい犬は飼えないのだ。


 里親募集している犬達は、避妊去勢管理ができていなくって子犬が生まれちゃった場合や
 捨てられていた犬が多いので、犬種の想像は付くけれど雑種であることが多い。
 そしてどんな雰囲気の犬種が出てくるのかは、育ってみなければ分からない。


 そんなところが不安だったようだ。
 更に「あの犬みたいに・・・」とはピレネー犬のこと。
 そんなには大きくならないだろ〜(笑)たぶん。
 と思いつつも中型犬になる犬が多いだろうから心配ではある。


 まぁ、原因が分かったので里親を無理強いすることは止めた。
  「じゃあ出会いはペットショップでしかないねぇ」


2005年1月4日。

 実家でのんびりした後、ペットショップに行き初チェック。
 相変らず、どの子もかわいい!!


 以前、実家で飼っていた犬はジムという名前だったので
  オスなら「ジム」
  メスなら「ジム子」
 と、ペットショップでワンコを見るとそう呼びかけがちなのだ(笑)


 その日も 「ジム〜かわいいね〜!」等と呼びかけていた私f(^_^


 その中に、あん吉くんが妙に気に入った子がいた。
 茶色くて、毛玉みたいで、フワフワで、タヌキみたいなワンコ。
 くちの辺りが黒くて妙に可愛い♪


  「ジムと言うよりジャムだねぇ」

 気がついてないが、運命の出会いをしちゃったのだ!!!


2005年1月30日。

 実家に遊びに行く。
 その時にも両親に
  「ペット飼おうかなぁ〜」とグダグダと話をしていた。
 母親はいつもの通りの反応。
  「お母さんは反対!出かけられないし、世話も大変だし、死んだら可哀想。」
 すると、いつもペットに関しては良いも悪いも言わないお父さんが言ったのだ。
  「お前んちで飼うんだから、飼いたければ飼えばいいじゃん。」


 この一言で飼いたい気持ちが一気に高まった!









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